【遺品整理を行う前に】売れるモノと正しい売り方ガイド
~価値ある品を見逃さないために~
遺品整理や特殊清掃の現場では、「これは売れますか?」「価値はありますか?」といったご質問をよくいただきます。
今回は、現場の経験をもとに「売れる可能性のある品物」と「その適切な売却方法」について、分かりやすくご紹介します。
1. 家具は売れる可能性がある?
◼︎評価されやすい家具
・イタリア製・イギリス製などのアンティーク家具は、美術的価値が認められることもあり、
市場で高値が付くことがあります。
◼︎ソファーの価値
・革製ソファーは状態が良好であれば、清掃後に再評価されることがあります。
※弊社では革製ソファーのカビ除去に対応しております(費用は状態によって異なります)。
◼︎古い飾り棚
・昭和レトロや和モダンなど、国産アンティークとして評価されることも。希少性がある場合、
専門業者による査定をおすすめします。
◼︎国産の新しい家具
・ブランド品や傷の少ないものは買取対象となるケースがあります。ただし、婚礼家具などは需要が減っており、
査定が厳しい傾向も見られます。
2. 美術品や骨董品、誰に見てもらうべき?
◼︎査定の信頼性には注意
古物商の資格を持つ遺品整理業者やリサイクル業者でも査定は可能ですが、専門性の高い品は、より詳しい鑑定が必要となります。
◼︎弊社の対応
弊社では専門知識を要する美術品や骨董品について、信頼できる美術商をご紹介しております。
※提携先:山口県美商(岩国美術館 学芸員補)
例として、他社で32点25,000円の査定だったものが、3点で30万円以上の買取に至ったケースもございます(2024年実績より)。
3. 象牙や日本刀の取り扱いについて
◼︎象牙
・「種の保存法」に基づき、特別国際種事業者としての登録が必要です。
◼︎日本刀
・教育委員会が発行する「登録証」が付属していなければ、正しく売却できません。
また、状態によっては査定が難しいこともあります。不要な刀剣を処分する際は、警察署への届け出が必要です。
4. 雑貨や家電を高く売るためのコツ
◼︎自分で売るのが最も高くなる傾向
・フリマアプリ(メルカリ・ヤフオクなど)を活用すれば、業者による買取より高値で売却できるケースがあります。
ただし、出品・発送等の手間が必要です。
◼︎家電の買取目安
・製造から5年以内が一般的な基準です。特に冷蔵庫・洗濯機などは状態が良ければ需要があります。
◼︎におい対策も重要
・冷蔵庫内はカテキンシートなどで拭き取り、扉を開けて十分に乾燥させることで臭気を軽減できます。
5. 着物の買取価格の現実
弊社の経験では、着物が高値で買い取られるケースは少ないです。
◼︎なぜ価格が安くなるのか
・多くの着物は保存状態や流通の需要により評価が難しく、「まとめて数百円」という査定も珍しくありません。
・また、一部には「着物買取」を名目に訪問し、別目的(貴金属やブランド品査定)を狙う業者も存在しますので、
信頼できる業者選びが大切です。
6. 売却のポイントは「売る相手を選ぶこと」
・【業者へ売る】:手軽だが中間コストで査定は控えめ
・【自分で売る】:時間と手間はかかるが、利益を得やすい
特に「エンドユーザーとの直接取引」が最も利益を得やすい方法とされており、相場の把握にもつながります。
最後に|大切な品の価値を正しく見極めるために
遺品整理や特殊清掃の現場では、思いがけない価値を持つ品が眠っていることがあります。
それを見逃さずに、適正な評価と売却につなげるには以下の意識が大切です。
・家具や家電の保存状態を確認する
・骨董・美術品は専門家に相談する
・査定や取引に透明性のある業者を選ぶ
これらを心がけることで、思い出の詰まった品々が適切に評価され、新たな価値として次に繋がる可能性が高まります。