遺品整理あぐり

tel:0120-911-770
コラム

【ゴミ屋敷とカビの関係】目に見えない危険と健康被害とは?

~微生物・ウイルス・カビがもたらすリスクを正しく知る~

ゴミ屋敷の特殊清掃や孤独死現場の対応にあたる中で、私たちが強く感じることがあります。
それは、セルフネグレクト(自己放任)の兆候が見られる方が非常に多く、さらにその環境には異臭やカビ、微生物が蔓延しているという現実です。

今回の記事では、見えるカビだけでなく、目に見えない危険=微生物の存在と人体への影響について、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

 

■ ゴミ屋敷や孤独死現場に共通する「空気の異常」

ゴミ屋敷や孤独死の現場に共通するのが、

 ・強烈な異臭

 ・壁や天井のカビ

 ・湿気を含んだ重たい空気

など、“異常な空気環境”です。

中には、「空間そのものが微生物の温床になっている」と感じるほどの現場もあります。
このような環境で暮らし続けることで、知らぬ間に健康を害しているケースも少なくありません。

 

■ 身近に潜む微生物の正体

私たちが暮らす生活空間には、常に無数の微生物が存在しています。
ヨーグルトやチーズのような「良い菌」もありますが、ゴミや汚れを放置すると、悪い菌=有害な微生物が一気に増殖します。

 ・バクテリア(細菌)

砂糖1粒の中に約4億匹存在すると言われる単細胞微生物。
ブドウ球菌、破傷風菌、腸チフス菌など、人間に皮膚炎や感染症を引き起こす原因となります。

 ・菌類(カビ類含む)

20℃以上・湿度65%で繁殖を開始。水虫や白癬、呼吸器疾患を引き起こすことも。

 ・ウイルス

新型コロナウイルスで世界が大混乱に陥ったことは記憶に新しいですが、
インフルエンザや肝炎などもウイルス感染症の一つです。
生物の体内でしか生きられず、死後2週間程度は生存できるとも言われています。

 

■ カビの種類と人体への影響

目に見えるカビも種類ごとに危険性が異なります。以下は代表的なカビ6種類です。

 

カビの種類・特徴と危険性

赤カビ

エアコンや金属にも発生。発がん性のあるマイコトキシンを生成。

青カビ

みかんや餅に出現。呼吸器・消化器への深刻なリスクあり。

黒カビ

浴槽や水回りに多く、呼吸器疾患の原因になることも。

黄色カビ

畳や壁紙に多く見られ、強い毒性が疑われています。

白カビ

比較的無害とされるが、長期吸引で呼吸器疾患の懸念あり。

緑カビ

アレルギー・喘息などの誘発要因として知られています。

 

■ ゴミ屋敷がもたらす人体へのダメージ

ゴミ屋敷では、以下のような“腐敗の素”が日常的に存在しています:

・食べ残しやカップ麺

・使用済みの衛生用品

・湿った衣類や布団

これらが密閉された室内で温度・湿度が高まることで、カビや雑菌が急激に繁殖します。

さらに、積もったホコリと一緒に空気中に舞うカビ胞子を吸い込むことで、
慢性的な咳や喘息、アレルギーの悪化など、深刻な健康被害につながるリスクが高まります。

 

■ 実際の現場から伝えたいこと

私たちが実際に清掃を行った現場では、体調を崩している依頼者や、孤独死された方の生活環境が重度のカビ汚染状態であったケースが少なくありません。

そこには明確な因果関係が存在している可能性があると、現場を通して強く感じています。

 

■ ご自身で対応される方へ|必ず防塵マスクを

もしご自身で清掃やカビの除去をされる場合は、必ず防塵マスクを着用してください。
見た目以上に空気中には大量のカビ胞子・細菌が浮遊しており、呼吸器からの侵入を防ぐことが重要です。

 

■ カビのプロフェッショナル「ゴールドモア」認定業者として

弊社は、広島県内唯一のゴールドモア認定施工業者です。
アメリカで確立されたこの技術は、人体への負担を最小限にしつつ、高い除菌・消臭効果を発揮するシステムです。

カビによる健康被害や再発リスクを最小限に抑えるため、空気中の胞子除去までを見据えた施工を行っています。

 

■ ご相談・お見積りは無料で承っております

「これってゴミ屋敷…?」
「カビの臭いがどうしても取れない…」

そんなときは、無理に我慢せず、まずはお気軽にご相談ください。
電話やメールでのご相談・お見積りはすべて無料で対応しております。

0120‐911-770

TOP