この施工は、4年前に広島市西区で行った作業を依頼してくださった方からの紹介で、今回で4軒目の紹介となりました。今回の作業は、娘様が他界されたことがきっかけで、物屋敷状態となっていたご自宅の遺品整理と親御様の生前整理を同時に行うことになりました。
親御様ご夫婦も病気がちで、家屋の周りは植栽と雑草に覆われており、植栽の高さは雨どいよりも高くなっていました。梅雨に入ると、雨どいが枯れ葉などで詰まり、オーバーフローを引き起こし、雨漏りの原因になるため、まず家屋回りの植栽伐採と雑草の除去作業から始めました。その作業量は、2トントラック（パネルバン）2台分にもなりました。
植栽の伐採と雑草除去後、依頼者の希望により除草剤を散布し、1日目の作業を終了しました。2日目から2日半かけて室内整理を行い、最終日には室内の清掃を徹底的に行いました。
清掃後、当初は植栽伐採に難色を示されていた依頼者も、雑草によって家屋の「通風孔が塞がれていたこと」や「物が積み重なって床が密閉されていたこと」が家屋に与えるダメージを確認され、納得していただけました。
最愛の娘様が他界されたことで、親としてのやり場のない気持ちを抱えていたご夫婦の姿に、私も心を痛めながら作業を終えました。