ご遺族の方から特殊清掃のご依頼をいただき、前回は室内全体の洗浄と床材の撤去・下処理（コーティング）を行いました。今回はその続きとして、最終的な消臭処理を実施しました。
下処理後は現場に長時間滞在することで臭いへの感覚が鈍くなることもあるため、気温が25℃を超えるタイミングを見計らって、最終的な臭気の確認を行いました。その結果、臭気はほとんど感じられないレベルにまで軽減されており、安心して最終工程に移ることができました。
最終処理では、オゾン発生装置を4台設置し、室内全体のオゾン燻蒸を実施。これにより、室内は十分な消臭効果が得られ、施工を完了しました。ご遺族の方にも作業内容と仕上がりにご満足いただきました。
現在、依頼者の方は今後この家をどのように活用すべきか検討中とのことでした。このような現場では、居住者の不在が続くことによる住環境への影響や今後の管理に対する課題も大きく、対応には慎重な判断が求められます。